遮熱対策

株式会社市駒製網 様/製網業


大型エアコンを頼らず、作業者の疲労感を劇的に軽減

愛知県蒲郡市にて、創業以来、網に関する事業を行ってらっしゃる株式会社市駒製網様。
今回は、市駒製網様の工場屋根に、遮熱シート「サーモバリア カバー工法」を導入いただきました。

1. 現場の課題(異常の特定)

製網機械が並ぶ広い工場内では、夏場の熱ストレスによる作業者の身体的負荷が大きな課題となっていました。

・設備導入のジレンマ: 暑さ対策として大型エアコンの導入を検討したものの、莫大な投資コストと維持費(電気代)という「ムダ」が懸念されていました。
・蓄積する疲労: 従来の対策では不十分で、従業員の皆さまが「1日の終わりに感じる激しい疲労感」は、現場における深刻な「異常」として捉えられていました。

2. 導入の決め手:TPS流の「根本改善」

「使う電気(空調)」を増やすのではなく、「入ってくる熱」を断つというカイゼンの考え方に基づき、高性能遮熱シート「サーモバリア スリム」の導入が決定しました。

・「対症療法」からの脱却: 大型エアコンという高コストな設備を諦め、熱の要因の約75〜80%を占める「輻射熱」を遮断する根本改善を選択されました。
・実効性の追求: 現場の状況を現地現物で確認し、限られたスペースやコストの中で最大の効果を発揮する「スリム」工法が最適であると判断されました。

3. 改善結果(人間尊重の実践)

遮熱シートの導入により、単なる室温の管理を超えた「人の安全と活力」を守る成果が得られました。

・疲労感の劇的な改善: 施工後、従業員の方々から「1日の終わりの疲労感が大幅に改善された」との声が上がりました。これは、身体への熱ストレスという目に見えない負荷を排除した結果です。
・投資の最適化: 高額な大型エアコンを導入することなく、遮熱による省エネ環境を実現。企業の存続(利益)と社員の命を守る「二つの命」の両立を達成しました。

4. 医療アドバイザー・高橋医師の視点

作業者が感じる「激しい疲労感」は、医学的には脱水や深部体温上昇に伴う循環器への過度な負担のサインです。本事例のように、遮熱によって輻射熱をカットすることは、心臓への負荷を物理的に軽減し、心不全や熱中症のリスクを未然に防ぐ「早期介入」の仕組みとして極めて理にかなっています。


施工データ

事業名称: 株式会社市駒製網

所在地: 三重県

使用商品: 遮熱シート「サーモバリア スリム」

解決した課題: 作業者の蓄積疲労の解消、高額な空調設備投資の回避、熱中症リスクの低減